イオンカードのキャッシングは主婦でも使える?実態を徹底解説

イオンに行ったことがある方なら、イオンカードの広告を目にしたことがあるのではないかと思います。イオン銀行が展開しているイオンカードは、イオン系列のショッピングセンターでオトクに使えるクレジットカードです。

しかし実はキャッシングでも非常に便利に使えて、他社にはない魅力を持つカードなのです。今回はイオンカードのキャッシングや利用方法などについてまとめました。

イオンカードのキャッシング3つの特徴

  1. 専業主婦・主夫でもキャッシング申込OK
  2. インターネットから一括返済・増額返済が簡単に手続き可能
  3. リボ払い分をATMから一括返済できる

クレジットカード会社からの借入は総量規制(年収の3分の1までしか借り入れできない)の対象ですので、収入がないとキャッシングができません。しかしイオンカードはイオン銀行が発行しているため、規制の対象ではありません。専業主婦がキャッシングできる貴重なカードとして知られています。

そしてショッピング、キャッシングともに支払い金額の増額、一括返済の手続きがインターネットで簡単にできることも特長。ATMから一括返済もできます。

それでは、イオンカードの詳しい内容、申込の手順や審査の基準についても詳しく見ていきましょう。

イオンカードとは?

まずはイオンカードそのものについておさらいをしましょう。イオンカードはイオン銀行が発行しているクレジットカードです。

イオン系系列の店舗(イオンやビブレ、マックスバリュなど)で利用すると通常の2倍のポイントが獲得できるほか、毎月20日と30日のお客様感謝デーではショッピングの代金が5%割引になるカードです。

イオンカードの会員になっていると、毎月+誕生日月に割引パスポートが送られてきたり、イオンシネマのチケットをいつでもお得価格で購入できたりと、様々な特典があります。イオンを使う方なら持っていたほうがよいカードといえます。

もちろん、他社のクレジットカード同様、キャッシング機能も付帯しています。次章では、イオンカードの限度額や金利を確認していきます。

イオンカードのキャッシングの基本情報

イオンカードでお金を借りる際は、以下の条件が適用されます。

限度額:1千円〜300万円
審査によって限度額が決定します。イオンATMでは千円単位でキャッシングができますが、それ以外の提携CDやATMでは1万円単位でのキャッシングとなります。

利率:年7.8%〜18.0%
初めて契約した場合は最大金利(18.0%)になることが大半です。

利用条件
イオンカードは18歳以上で電話連絡ができる方が申込できます。

また、イオンカードのキャッシング枠は総量規制の対象外です。本人収入がない専業主婦や主夫でも、配偶者に安定した収入があればキャッシングを申し込むことができます。

イオンカードは申込をしたその日にカードを受け取れる「店頭受取サービス」を行っていますが、この場合キャッシングは付帯しません。カード受取と同時にキャッシングを使いたい場合は店頭申込またはインターネット申込をしましょう。

申し込みの流れ

キャッシングが付帯しない店頭受取サービスを除くと、イオンカードの申込方法は「インターネット」「店頭」に分かれます。自宅にいながら手続きをすべて完了できるインターネットがオススメです。

1.申込

PCかスマホの申込ページより必要事項を入力します。

2.審査

入力した内容をもとにして審査を実施します。審査によっては勤務先へ申込確認の電話連絡が入ります。

3.本人確認書類のアップロード

審査が終わると、本人確認書類の提出についてのメールが届きます。メールの案内に沿って、本人確認書類の画像のアップロードを実施します。ネットではできないという方は、カードを受け取る際に免許証などを確認するという方法(佐川急便の「受取人確認サポート」)もあります。

4.カード発送

申込から1〜2週間ほどでカードが届きます。転送手続きをしている場合はカードを受け取れませんので、必ず現在住んでいる住所を登録しましょう。配達状況や審査状況によっては到着まで1か月程度かかることもあります。

カードが手元に届いたら利用ができます。金利や限度額はカードが届いた際に確認ができます。では、それ以外に金利や限度額を確認する方法はあるのでしょうか。

限度額や金利を確認する方法は?

限度額や金利は人によって異なります。自分がどの条件でキャッシングできるのかを確認する方法は、以下の2つです。

1.テレホンアンサー(自動音声応答サービス)

自動音声応答サービスを利用すると、現在の限度額を確認できます。照会にはカード番号と暗証番号が必要です。

2.会員サイト

イオンの暮らしのマネーサイトのMyPageにログインすると、金利や現在の限度額など、様々な項目を参照します。

いざという時に慌てないよう、自分の限度額は必ず確認をし、把握しておきましょう。

キャッシング枠の審査基準は?

では、そのキャッシング枠の限度額は何を基準にして決まるのでしょう。限度額は申込者の情報を組み合わせて判断されますので、年収などに明確な基準があるわけではありません。ここでは、審査に影響する事柄の例を紹介します。

年収・雇用形態

イオンカードのキャッシングは総量規制の対象外ですが、年収が無関係なわけではありません。専業主婦など自分の収入がない人や、収入が少ない人は限度額が少なくなります。逆に収入が多いと限度額も高くなる可能性が高いです。

仕事をしていて安定した収入があれば限度額は上がりますが、パートやアルバイトよりも正社員のほうが金額が高くなる傾向があります。

他社の借入状況

年収が高くても、他社からの借入が多すぎる場合は審査に通らない可能性があります。総量規制の対象でなくても、収入に見合った借入は非常に重要視されます。

個人信用情報の情報

他のカードキャッシング同様、イオンカードも個人信用情報期間に登録しており、顧客情報を参照しています。他社で長期延滞をしていたり、貸倒、破産や債務整理をしている場合は最長5年(破産は10年)の間は契約ができません。

限度額を増やす方法

イオンカードのキャッシング枠は専業主婦などでも利用できるのがポイントですが、その分最初の利用可能額は低めに設定される傾向があります。キャッシングを多く使いたいなら増額申請を行いましょう

増額申請の方法

いずれの方法でも10万円単位で申請ができ、結果連絡は郵送で1〜2週間後に届きます。お急ぎの方は気をつけましょう。

会員専用サイトから

暮らしのマネーサイトMy pageメニューの「ご利用可能額増額申請」から申込ができます。

コールセンター

コールセンター(ナビダイヤル)でも増額申込をすることができます。受付時間は年中無休、9時〜18時です。

申込なしでアップしてもらえることも

増額を申請すると改めて審査が行われます。その時他社の借入が増えていたり、勤務先や年収に変更があったりすると、増額の申請を断られるばかりか、利用可能額が逆に下がってしまうというケースも実際にあります。

逆に、長い間返済期日を守り、よい取引を続けていると、会社から「この人は信頼のおける顧客だ」とみなされ、申込をしなくても限度額が増えることもあります。限度額が下がるのは困る、自信がない、という方はあえて自分から増額申込をしないというのも手です。

利用可能額のキャッシング枠があればキャッシングができるようになります。次の項目では、借入方法とその後の返済方法について確認しましょう。

借入方法は?

イオンカードでキャッシングをする方法は、これから紹介する以下の3つです。

1.ATM、CDよりキャッシング

イオン銀行のATMのほか、都市銀行や地方銀行、信用銀行のATM、セゾンカードやエポスカード、VIEW ALTTEなどのCDよりキャッシングができます。

2.コンビニATM

E-netや、ミニストップ、ファミリーマート、ローソンに設置されているATMより借入ができます。

3.インターネット、電話

インターネットや電話から振込キャッシングの申込ができます。手数料は無料で、設定口座がイオン銀行ならほぼリアルタイム反映。急ぎの時も安心です。

インターネットの場合はMypageのご利用可能額参照のあとの「ネットキャッシング手続きへ進む」から、電話の場合は自動音声応答サービスのガイダンスに従って手続きができます。

返済方法

イオンカードの返済日は毎月2日。前月10日分まで利用した分を指定口座から引き落とします。支払い方法は一括かリボ払いの2択。利用したATMによっては支払い方法がリボ固定になるケースもあります。

少ない金額しか返済できないとき

「今月はあまり返済できない」というときは、リボ払いの金額を変更することで支払い金額を下げることができます。毎月19日いっぱいまでに変更をしないと、その次の返済ひ反映がされないので注意が必要です。ネット、またはリボ専用ダイヤルかテレホンアンサー(自動音声応答サービス)で手続きができます。

返済金額を増やしたいとき

上記の減らしたいときと同様にして、毎月の返済金額を増やすこともできます。

一月だけ多めに返済したいときは

ネットもしくはリボ専用ダイヤル(自動音声応答サービス)で手続き可能です。

一括で返済したいときは

一括で返済したい場合はネットで手続きが必要です。

また、カードがあれば提携ATMより好きな時に千円単位で返済ができます。

イオンカードで海外キャッシングをするには

イオンカードは海外でも現地通貨でキャッシングができます。VISAやMastercard、JCBが対応していいるATMを使うことができます。利用手順や利用できるATMはホームページにも記載されているので、旅行に行く前に確認をしておきましょう。また、返済方法は全てリボ払いになります。

カードローンとの違いは?

イオン銀行では「イオン銀行カードローン」も展開しています。イオンカードとは違い、カードローン専用のカードを発行してお金を借りるタイプのものです。同じイオン銀行のカードですが様々な違いがあります。

カードローンは銀行口座不要、郵送不要

イオンカードは支払い用の銀行口座を登録しなくてはいけませんが、カードローンは口座を登録しなくても利用ができます。また、申込まで最短5日程度でカードを受け取ることができるので、イオンカードより少し早めに利用ができます。

限度額が高く、金利が低め

カードローンの限度額は10万円〜800万円、金利は年3.8%〜13.8%と、キャッシングに比べるとかなりの差があります。金利は限度額が高いほど低い設定になっています。

専業主婦や主夫はOKだが学生は不可

イオンカード同様、配偶者に収入があれば専業主婦や主夫でも申込ができます。しかし、カードローンは学生の利用はできません。

ここまでの説明で、カードローンとキャッシングの違いがわかりました。それでは、どういう使い分けがオススメなのか次章で紹介していきます。

どういう使い分けがおすすめ?

同じ会社であるにも関わらず、カードローンとキャッシングは違いが多いことが分かります。どのように使い分けていけばいいのでしょうか。

イオンによく行くならイオンカード

お客様感謝デーの5%オフなどのサービスはカードローンにはありません。イオンをよく利用する方はイオンカードのほうが断然オススメです。

たくさん借りたいならカードローンで、キャッシングは万が一用に

カードローンは限度額が高く、主夫や主婦も最大50万円まで融資が受けられます。金利も低いですので、お金を借りることを主体にしたい場合、大きい金額を借りたい場合はカードローンにしましょう。キャッシュカードのキャッシング枠は万が一の時用にしておくとよいでしょう。

カードローンのほうが審査がやや早い

状況によってカード発行までにかかる日数は前後しますが、イオンカードは1〜2週間、カードローンは最短5日くらいでカードが受け取れます。できるだけ早く利用したい方はカードローンを優先して申込むとよいでしょう。

キャッシングができない!考えられる理由と対応策は

申込をして無事に審査に通り、カードを使ってキャッシングをしていたにも関わらず、急に使えなくなった…なんてことになったら困りますね。キャッシングができなくなった時の考えられる原因や対応策を紹介します。

限度額がいっぱいになっている

ショッピングで使いすぎると、その分キャッシングの利用枠が減っていきます。ショッピングでもカードを使っている場合は、限度額を随時確認することをおすすめします。

ATMが提携していない

そもそも使おうとしているATMがイオンカードと提携していない、ということもありえます。例えばセブン銀行ATMとは提携していませんので、カードを入れても使うことはできません。

まとめ

では最後に、イオンカードのキャッシングの特徴についてまとめましょう。

カードキャッシングだけど総量規制外

クレジットカードのキャッシングは一般的に総量規制の対象になっています。そのため、年収によって借入金額が制限され、収入がないと全く借入ができません。しかしイオンカードキャッシングは総量規制の対象ではないので、主婦でも借入ができるチャンスがあります。

セブン銀行ATMは使えない

様々なATMやCDと提携をしていますが、セブン銀行は使用できませんので注意しましょう。

イオンに行くなら持っておきたいカード

イオンカードをイオンで使うと、お客様感謝デーに割引を受けられたり、ポイントが貯まったりなど、お得なサービスがいっぱいです。イオン銀行はカードローンも展開していますが、そちらはポイントが貯まったり値引きが受けられたりなどのサービスはありません。イオンに行く機会がある方は作っておいて損はないカードです。

ページの先頭へ